2022年12月22日 (木)

『キャリアで語る経営組織 —個人の論理と組織の論理』第2版出版

大学院時代からの研究仲間と共著で書いた教科書、『キャリアで語る経営組織 —個人の論理と組織の論理』(有斐閣アルマ)の第2版が刊行された。

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2010年5月に刊行された初版は12年で15刷を重ね、第2版の企画が進んでいた。

新たに「組織学習」と「スタートアップとエコシステム」の章が加わり、キャリアや組織デザイン、ビジネスシステムなど、多くがアップデートされた。また登場人物のキャリア・ストーリーの展開も2020年代にふさわしいものに改められた。

これらを反映させた第2版の前書きは、以下のようなものだ。

「本書は、主人公であるあなたが歩むキャリアの物語を、ワタシ視点で書き綴ったものである。大学を卒業して、社会人として活躍する読者の「あなた」が、物語の中の「ワタシ」として、数々の困難を乗り越えつつキャリアを歩んでいく。RPG(ロールプレイング・ゲーム)に参加するような気持ちで、気軽に読み進めてほしい。最後まで読み切ることができれば、ゲームクリア、自信と知識と栄誉を得ることができる。
今回の物語には謎解きが隠されている。サラッと読み進めると気づかない些細なものではあるが、注意深く読んでみると数章読んだだけで「おや?」と感じるはずだ。どの章で気づくことができるのか、ゲーム感覚で探してほしい。第2版をつくるにあたって、著者であるわたしたちは第1版の「出世物語」という基本構造はしっかりと残しつつ、ストーリーを豊かにしてひねりを加えることにした。著者たちなりに、現代的なアップデートを試みたのである。
このような改訂をおこなったのには理由がある。きっかけは、初版の『キャリアで語る 経営組織』に対する、学生たちからの忌憚のない声にある。
時代にそぐわないと思います。課長●●●のイメージで、ザ・昭和の時代のテキストではないでしょうか。
主人公はどうみても男性にしか思えません。女性のわたしは共感しかねます。
転職ありきのキャリア設計があたりまえの時代に、一つの会社に勤め上げて出世するというのはおかしいのではないでしょうか。
今クールなのは起業です。大企業に勤めるという経験は大切かとは思いますが、主人公には最後には独立して欲しかった。
こう聞くと、初版はえらくひどいテキストだと思われるかもしれないが、そんなことはない。「教科書としてはなかなか面白い」と評価され、12年間で累計15刷まで重ねることができた。そもそも、売れゆきがパッとしなければ、出版社も2版を出してはくれない。ある意味でロングセラーのお墨付きをもらったテキストなのである。
しかし、12年も経てば時代はひと回りする。子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥という十二支も一巡してねずみが2周目にさしかかる。とくに、この12年間の時代の変遷というのはすさまじく、経営を取り巻く環境がガラリと変わった。地球環境問題が深刻化して、企業の社会的な責任と持続可能な成長がクローズアップされるようになった。日本国内では少子高齢化による人材不足が顕になってきた。幸せ=ウェルビーングが見直され、ビジネスパーソンの働き方も変わってきた。
キャリアで言えば、転職が当たり前になり、一つの企業にしばられないバウンダレス・キャリアが是とされるようになった。大企業一辺倒ではなくなり、起業という選択肢が明確に意識されるようになった。トップレベルの優秀な学生も、将来性のあるIT系ベンチャーに就職するようになった。仕事さえ一所懸命やっていれば、自然に知識とスキルをアップデートできるという世界ではなくなり、会社の外で学ぶことも一般的になってきた。人生100年という時代において学び続ける必要があるという前提で、リカレント教育への意識が高まりつつある。
第2版のストーリーには、これらの経営を取り巻く環境の変化がワタシの問題として組み込まれている。そして、その問題をどのように解決していくかのヒントを得るために、新しく2つの章を追加して関連する理論を紹介することにした。それが、第7章「内と外で学ぶ」と第13章「起業とエコシステム」の2つの章である。そこでは、学び続けるワタシや起業しようとするワタシを応援するための内容が書かれている。
機会あってこの書籍を手にしているのだろうから、物語の主人公として経営組織についての知識を獲得し、そこから数々の気づきを得て欲しい。」

アップデートされた第2版が、多くの人々に読まれるよう祈る次第である。


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2021年10月20日 (水)

『新しいビジネスをつくる:会社を生み出し成長させる経営学』出版

分担執筆した企業家と起業についての新しい教科書『新しいビジネスをつくる:会社を生み出し成長させる経営学』が出版された。

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担当した第2章は、企業家と社会企業家についての章である。ケースでは、Dari K株式会社の事業と創業者である企業家、吉野慶一氏を取り上げた。

2011年に京都で創業したDari K(ダリケー)株式会社は、インドネシア産カカオを原料とするチョコレートの製造から販売までを一括しておこなうショコラティエ(チョコレート専門店)である。ダリケーは、一般に品質が劣ると考えられてきたインドネシア産のカカオ豆を対象に、現地の農家に対して啓蒙活動や技術指導を行って生産されるようになった高品質のカカオ豆を自ら買取り、チョコレートなどに加工して販売している。

ダリケーは企業理念として「カカオを通して社会を変える」を掲げており、単にカカオ農家の栽培を手助けするのみならず、カカオ豆ができるまでに出る廃棄物を燃料として利用する活動を行う等、発展途上国の貧困の問題から地球規模の環境問題まで幅広い社会的な課題の解決を目指して事業に臨んでいる。

創業者の吉野慶一氏は学生時代、国際機関で働くキャリアを思い描き、慶応義塾大学と京都大学大学院、オックスフォード大学大学院で経済学や社会政策を専攻した。卒業後は外資系投資銀行でアナリストをしていたが、あるきっかけでインドネシア産のカカオと出会うことになる。興味を抱いた吉野はそれまで勤めていた投資銀行を退職してインドネシアのスラウェシ島を訪れ、インドネシア産カカオの高品質化に取り組むことになった。

吉野氏は社会企業家であり、またオクスフォード大学の同窓ということもあり、いろいろと話を聞く機会があった。ちょうど教科書執筆の話があり、氏と氏の立ち上げた事業をこのような形で紹介できることになったのは幸運である。


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2021年3月15日 (月)

『1からの経営学』(第3版)出版


2006年に出版された経営学の初学者向け教科書が改訂され、『1からの経営学』第三版となった。

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編著者である加護野忠男・吉村典久両教授の知名度もあり、また分担執筆した先生方やその同僚が多く教科書として採用していることもあって、初版は6年間で63刷,第二版は9年間で157刷を数えたという。

第三版でも前の版に引き続き、同僚と国際経営の章を担当した。掲載データやケースの大幅なアップデートもあって、中身はより充実していると思う。より多くの人が経営と経営学に親しむきっかけになるよう願っている。

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2017年10月30日 (月)

ゼミの写真撮影2017

 
今年もイヤーブックに載せるゼミ写真を撮影する時期が来た。

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ゼミ風景。

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そしてゼミの集合写真を撮影にばか山へ。

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夕日に銀杏が眩しい。

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2017年7月14日 (金)

祇園祭2017

京都、夏の賀茂川。

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関西に出張中。夕方フリーになってから京都へ足を運ぶ。

祇園祭の宵山へ。

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コンチキチンの鉦の音を聞きながら山鉾の間をそぞろ歩き、夏の京都を楽しんだ。

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2017年7月 4日 (火)

夏の清泉寮


避暑旅行は続く。志賀高原を出発、軽井沢、浅間を経由して清里へと南下する。

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清泉寮に投宿した。

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牧場に子供たちを放牧。存分に散策して、お腹をすかせる。

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夏の夕暮れ、牧場と雲海、そして遠くの富士山を眺めて過ごす。そしてお待ちかねの夕食。

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翌朝は早起きして周囲をドライブ。

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何とものんびりした休暇であった。

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2017年7月 1日 (土)

夏の志賀高原

大学が夏休みに入り、家族で志賀高原に避暑に出かけた。

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ロープウェイで東館山に登り、気軽なハイキング。標高2000m、気温23度。冷涼で澄み切った空気がうまい。

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志賀高原歴史資料館(旧志賀高原ホテル)。

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お気に入りの喫茶室で一休みする。

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2017年6月25日 (日)

『企業統治』 (【ベーシック+】)出版

共著の教科書『企業統治』が中央経済社【ベーシック+】シリーズから出版された。

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専門分野とは言いがたい企業統治論だが、先輩方からお声がかかって書けそうな章を担当した。
英国留学があったりして執筆が遅れ、共著者,編集者と出版社に迷惑をかけた。

息長く読まれる教科書となりますように。


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2017年6月18日 (日)

長浜訪問4

学会の帰路、長浜を訪問する。黒壁やまちづくり役場に立ち寄り、まちづくりについてアップデート。

合間にさくさくとスナップを撮る。

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文化の薫り高い、町衆の町である。

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2017年6月17日 (土)

彦根訪問

滋賀大学で学会があり、彦根を訪問した。

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大学は彦根城のお堀端にある。素晴らしい環境だ。

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学会風景はフォトジェニックではないのですべて割愛 笑。

琵琶湖に面したホテルを宿にとると、部屋からはるか湖面が見渡せた。

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たっぷりと夕景を味わう。

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彦根のQOLの高さに感心することしきり。

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2017年5月26日 (金)

パスタの会(Spring2017)

学期に一度の割合で企画しているオープンハウス、パスタの会。学生を自宅に呼んでパスタとワインを振る舞う。

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通常は夕方からだが、春学期はキリスト教週間(C-Week)中のイベントの一つとしてランチタイムに開催した。

三々五々学生が集まってきた。教会の日曜学校の先生をボランティアでしてくれている学生も参加してくれた。子供達がいつもお世話になっている。

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2歳の次男も仲間に入りたくて仕方がない(笑)。

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あっという間の2時間。


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2017年5月 6日 (土)

伊吹山

関西へ向かう途中、伊吹山へ寄り道。

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ワインディングを駆け上がる。

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素晴らしい眺望であった。

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2017年4月 9日 (日)

お説教をするIII


・・・といっても、勉強しない学生を叱りつけるわけではない。

毎週通っているICU教会の牧師先生から、新入生歓迎礼拝のメッセージを頼まれた。

これまで、大学礼拝で話をしたことは何度かあったが、出席者の多い教会の日曜礼拝でのメッセージは初めてである。今回は、新入生歓迎のメッセージというお題だったため、大学礼拝の時と同じようなのりで話を考えた。

お話は以下の通り。

*****

新たに国際基督教大学に入学された皆さんに心からのお祝いを申し上げたいと思います。おめでとうございます。

本日、皆様の前でお話をする機会を得ましたことを感謝します。

私は経営学担当の教員、Think!(仮名)と申します。普段は経済学、経営学やマーケティングの授業で企業経営について講義しております。

自己紹介をしますと、私は横浜の出身で、幼稚園から小学校中学年くらいまでは家から歩いてすぐの教会に通っていました。仲のよい友達から誘いを受け、お祈りをしにというよりも彼らと遊びに行く感覚で通っていたものです。

そのあとは習い事や塾通いを始めて次第に日曜学校から足が遠のき、次に再び教会に通うようになったのは1997年、27歳の時でした。当時私は、英国ケンブリッジ大学の博士課程に留学しており、カレッジ(寮)の礼拝堂で学期中の夕祷(evensong)と日曜礼拝に出席していました。(今になって考えると、近くに教会やチャペルがないと通わない、かなりの怠け者だということに気づきます。)

そして博士号を取得し、研究員としての任期も終わりに近づいた2003年に洗礼と堅信の式を受けました。当時は大きな決断という意識もなく、それまでの6年ほどのあいだ加わっていたコミュニティにきちんと所属し、祈り、神の教えについて考えようと思ったからでした。そしてこの時の決断が、その7年後に本学に着任するきっかけとなるのですが、もちろん当時はそうなることを知るよしもありません。

普段は幼い子供に付き添って毎週の日曜学校と日曜礼拝に参加しているのですが、今回北中先生から、新入生歓迎礼拝のためのメッセージについて依頼を受け、引き受けました。

皆さんが入学した大学とはどのようなところでしょうか。おそらく入学式やオリエンテーションで、国際基督教大学の沿革やミッションについてお聞きになり、また授業の履修や単位についても詳しく説明を受けたことと思いますが、ここではもう少し大学そのものについて考えてみたいと思います。

まず、そもそも大学に固有の機能・役割とは何でしょうか。大学とは、社会野中で普遍的知識を産み出して蓄積し、伝えてゆく主体の一つです。大学の本質的機能は、普遍的な知識の創出・蓄積(いわゆる研究機能)とそのような知識の伝達(いわゆる教育機能)を同一の場で行うという点にあります。大学において研究機能と教育機能が不可分となっているのは、そのような大学というものの本質に根ざしています。そこでは、研究者と教育者を兼ねる教員と学生とが知識の創出・蓄積・伝達を行っています。

このように研究者が教育もこなしているのが、大学という場所で、そのあり方は研究が主体となる研究所や、教育が前面に出るほかの教育機関とは異なる立ち位置にあります。すでにある知識を教えることだけに限るなら、もしかしたら大学の教員よりも、教えることに特化した高校や予備校、専門学校の先生の方が上手かもしれません。しかし大学で研究者が教えることによって、ほかの教育機関が行うのとは違う教育が可能になります。

大学での教育がいかなるものであるべきかは、多くの思想家たちが述べていますが、ここでは戦前の経済学者河合栄治郎の考えを紹介します。彼は、大学教員のあるべき役割を以下のように述べています。

「大学教師は学問の成果を紹介して、これを機械的に詰め込むのではない。むしろその成果に到達した方法を教えて、未来に無限の成果を生むべき(学生の)創造的能力を養わなければならない。また彼は自己の研究が奉仕する真理に対し、いかに彼が誠実であり真剣であるかによって、学生の真理への畏敬と愛とを喚起しなければならない。さらに彼は言語による表現の能力を持たねばならない。短きに過ぎず冗長に失せずに思うところを的確に、言わんとするところを簡潔に発表しうることは、学者として必要なかろうとも、教師として絶対に必要である。最後にしかし最も大切なことは、彼が自己の専門の全学問における地位と、他の専門学科との関連を、さらに一歩進めては人格における学問の意義と価値とを、学生に対して明白に説かねばならない。」

大学で教える者であればおそらく、これがいかに難しく、しかしやり甲斐のある仕事であるか、よくわかるのではないかと思います。

そしてこれは、大学で学生にどのような学びが求められているかと言うことも示しています。学生は日々の学びを通じて、単に専門の知識を詰め込むのではなく、なぜ、どのようにそのような知識が生まれ、それらの知識が相互にどのようなつながりを持っているのかについて、人類が営々と積み上げてきた知識の体系に触れることになります。これは高校までの、ともすれば目の前の受験を意識した勉強とは、目的も内容も範囲も異なります。学年が進んで専門が絞られてゆくとはいえ、一個の人間が人類がこれまで生み出してきた膨大な知識と本格的に向き合う、まさにその入り口を体験することになるのです。

また専門馬鹿にならず、かつ学問のたこつぼ化も防ぐためには、自分の専門分野だけを学ぶのではなく、自分の専門分野とその周囲の学問領域との関わりについても理解しておくことが必要です。

さらに皆さん個人にとっての学問を、自分の人格の中でどのように位置づけるのかを考えることも必要です。すべての人が研究者になったりするわけではないですから、大学卒業後に自ら学んだことをどのように活かしていくかは、人の数ほど多様です。将来の自分の人生において、大学で鍛えた知的能力とそしてそこで得た知識とどのように活かしつきあっていくのかについても考える、それは皆さんの将来のキャリアを考えることとも関わってくるでしょう。

これからの4年間、皆さんには是非大学にいることによってしか得られない知的な体験を存分に経験ほしいと思います。そして私たち教員は、諸君のそのような学びを全力でサポートしたいと考えています。

さて大学は、真理を追究するための学びを得られる場所です。しかしなぜ大学は、学者になる人ばかりでもないのに真理を探求する姿勢にこだわるのでしょうか? よく「真理が人を自由にする」と言われるように、真理を求めようとする中で、ある種の大切な自由を得ることが出来るからです。

キリスト教では「真理が人を自由にする」とは、以下の聖書箇所でよく知られています。ヨハネ8:32の「また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう('and ye shall know the truth, and the truth shall make you free.')」です。

もう少し敷衍しましょう。その部分はこのように語られています。
「8-31もしわたしの言葉のうちにとどまっておるなら、あなたがたは、ほんとうにわたしの弟子なのである。
8-32 また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」。
8-33 そこで、彼らはイエスに言った、「わたしたちはアブラハムの子孫であって、人の奴隷になったことなどは、一度もない。どうして、あなたがたに自由を得させるであろうと、言われるのか」。
8-34 イエスは彼らに答えられた、「よくよくあなたがたに言っておく。すべて罪を犯す者は罪の奴隷である。
8-35 そして、奴隷はいつまでも家にいる者ではない。しかし、子はいつまでもいる。
8-36 だから、もし子があなたがたに自由を得させるならば、あなたがたは、ほんとうに自由な者となるのである。
(8-31 Jesus therefore said to those Jews that had believed him, If ye abide in my word, then are ye truly my disciples;
8-32 and ye shall know the truth, and the truth shall make you free.
8-33 They answered unto him, We are Abraham’s seed, and have never yet been in bondage to any man: how sayest thou, Ye shall be made free?
8-34 Jesus answered them, Verily, verily, I say unto you, Every one that committeth sin is the bondservant of sin.
8-35 And the bondservant abideth not in the house for ever: the son abideth for ever.
8-36 If therefore the Son shall make you free, ye shall be free indeed.)

このように聖書では、主のみ言葉そして御心を理解し信じる先に真理を得、自らの犯した罪からの自由を得ることが出来る、と説くのです。

一方学問では、真理と自由はどのようにして得られるでしょうか。学問の世界では、既存の知識や常識を信じるのではなく、むしろ疑うことによって、真理をそして自由を得ることが出来ると考えます。実は大学というところは、大学の外、つまり一般社会とは少々違う考え方をする場所です。世間で生きていくために大事なのは常識というもので、それは、大多数の人々の考え方や行動パターンからはずれない知識ということです。ところが、大学は常識を常に鵜呑みにするわけではありません。大学という学問の世界ではむしろ常識さえ疑い、真理を追い求める場所です。常識に縛られるのではなく、本当はどうなのか、それを自分で考えていくことが出来る場所なのです。そして、そのような思考方法を学ぶことで、人は自由に考えるということを身につけるのでしょう。本学でも重視されるcritical thinkingは、まさに自由な思考を身につけるための方法なのです。大学は、既存の知識を学びつつ、しかも疑問を持てばそれにさえ挑戦することのできる、数少ない場所の一つです。そのような場所に4年間身を置くことの意味を、是非一度考えてみてください。そして、大学での新たな学びが、皆さんに自由な思考をもたらしてくれることを祈っています。

聖書について学ぶと、そこでは人生において人々の直面する多くの困難について語られます。そしてそのような困難に対してどのように考えるかも、聖書は多くを教えてくれます。今回読んでいただいた聖書箇所は、そのような場所の一つです。5章第1節から5節までを読みます。

「5-1このように、わたしたちは信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、

5-2このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。

5-3そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、

5-4忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。

5-5希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。

(Therefore, since we have been justified through faith, we have peace with God through our Lord Jesus Christ,
2 through whom we have gained access by faith into this grace in which we now stand. And we[b] boast in the hope of the glory of God.
3 Not only so, but we[c] also glory in our sufferings, because we know that suffering produces perseverance;
4 perseverance, character; and character, hope.
5 And hope does not put us to shame, because God’s love has been poured out into our hearts through the Holy Spirit, who has been given to us.(Romans 5:1-5))」

そして特に本日読んでいただいた聖書箇所は、信仰のみならず学問についても大変含蓄のある言葉だと思います。

学問は、成果としての知的能力や研究成果を得るまでに、相応の時間をかけなければなりません。読み、考え、書き、発信するといったことを地道に繰り返すプロセスでもあり、そこには知的関心を満たし自らを育てる、という喜びとともに困難も多くあります。そして「学問に王道なし(ここでいう王道はショートカット、近道のことです)」という言葉が示すように、そのような困難に対して、正直に向き合うことが往々にして必要です。これは楽なことではありません。しかしそのような経験は、決して無駄になることはありません。本日の聖書箇所にあるように、困難は忍耐を我々にもたらし、忍耐は練達(英語ではcharacter)を、そしてそのような忍耐と練達は、困難を乗り越えることを可能にし、未来への希望をもたらしてくれるからです。

「学問をする上で(あるいは勉強する上で)何が大切か」と問われた場合は、私はいつも「好奇心(curiosity)を持つこと」「集中すること」そして「成果が出始めるまでは我慢して続けてみること」と話しています。知的関心がなければ、知的活動は始まりませんし、何らかの成果を出すためにはある期間集中して取り組むことが必要です。そして、やはり成果が出始めるまでは地道に続けることです。成果が出始めていることがわかれば、やる気も出てきます。そして人間は明るい展望を持って先が見通せるようになると、あとはとても楽になるものです。長い人生に必要な練達や人格を築き、そしてそうすることによって希望を得ることが出来ると信じて、困難なときも耐えて前に進みましょう。

最後に国際基督教大学での新生活を始めた皆さんに、是非心に止めておいて欲しいことが2つあります。第一は、学問をするにあたって、冷静な思考のみならず、温かい心を持ってほしいということです。

私の尊敬する経済学者の一人で、近代経済学の祖アルフレッド・マーシャル(英国 1842-1924)は、ロンドンの貧民街を歩いてその悲惨な状況に触れ、そのような貧困にいる人々のためにこそ、経済学を深めようと決意したと伝えられます。彼は後に英国ケンブリッジ大学の政治経済学教授に就任しますが、その際の就任演説で「冷静な頭脳と温かい心を持ち、周囲の社会的苦難と格闘するためにすすんで持てる最良の力を傾けようとする・・・、・・・そのような人材の数が増えるよう最善を尽くしたい」と述べました。そしてケンブリッジの学生たちをロンドンの貧民街へ連れて行き、「経済学を学ぶには、理論的に物事を解明する冷静な頭脳を必要とする一方、階級社会の底辺に位置する人々の生活を何とかしたいという温かい心が必要だ」と説いています。

知識は冷静な思考によって形作られていきますが、国際基督教大学に入学された皆さんには、是非温かい心を持って学び、そして温かい心をもって社会に巣立っていってほしいと思います。

第二は、教養学部に来られた皆さんは、真理(truth)とともにlifeについて学び、そしてそれを大切にして欲しいということです。lifeは、命、生き方、生活、人生など様々に訳されます。是非lifeを大切にしましょう。命の尊さ・大切さを感じ、自分や周りの人々の生き方を尊重し、一日一日の生活を充実したものにし、そして実り豊かな人生を送るために自分を大切に育てるように、本学での日々を過ごして欲しいと思います。

最後にもう一つの聖書箇所を皆様に捧げて、みなさんが真理を求める心と、自由な意志と考えをもって力強く歩まれるよう願っています。

ヨシュア記第1章第9節『心を強くし、かつ勇め。汝の行くところすべてにて汝の神、主の共にいませば、恐るるなかれ、おののくなかれ。』
(Joshua 1:9 Be strong and courageous. Do not be afraid; do not be discouraged, for the Lord your God will be with you wherever you go.)

そして、ともにいてくださる主のみ恵みが皆様にありますようお祈りします。

*****

メッセージはシンプルでわかりやすかったためか、一般の信者からも好評であった。


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2017年3月27日 (月)

Stop-over in NYC

学会を終え、帰国を前にNYCへ移動した。

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ニューヨーク、グランドセントラル・ステーション。

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用事を済ませ、グランドセントラル近く、ヴァンダービルト通りの倶楽部に投宿する。

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大学の倶楽部だけ合って、図書室は立派だ。

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馴染みのシーフードレストランで遅いランチを取り・・・、

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知り合いがちょうど開いていた個展を拝見し・・・、

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長らくニューヨークに住む友人と久しぶりの会食。

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ゆっくりと数年分をキャッチアップして・・・、

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翌早朝、慌ただしく東京への帰路についた。

 

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2017年3月26日 (日)

The Harvard Club of Boston

今回の宿泊先は、Harvard Club of Boston、メンバーであるO&Cの提携倶楽部である。

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百年以上の歴史があり、建物も調度品も重厚だ。

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こういう倶楽部は食事の味に関しては、ほとんど外れがないのがありがたい。

 

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Harvard Social Enterprise Conference 2017 Day2

カンファレンス二日目の会場は、ハーヴァード・ビジネススクールである。

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会場に着くと、朝食のベーグルとコーヒーをとって、参加者たちに挨拶する。

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そして、各セッションへ。

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それにしても豪華な設備だ。

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2017年3月25日 (土)

Harvard Social Enterprise Conference 2017 Day1

卒業生を送り出して、ボストンへ向かった。

ハーヴァード大学でこの時期に行われるHarvard Social Enterprise Conferenceに参加する。

早朝ボストンに到着後、チャールズ川を渡ってケンブリッジへ。

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ハーヴァード・スクエアのカフェで、手早い朝食。寒気から逃れてほっと一息。

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そしてハーヴァード大学のキャンパスを通り抜けて会場へ。

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大学の寄贈者ジョン・ハーヴァード。あやかりたい人が左足のつま先に触れてゆくので、そこだけ磨かれて光っている。

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サンデル・シアターで登録を済ませ、オープニング・セッションを拝聴する。

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午後の会場は、ケネディ行政大学院。

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ひたすらセッションを巡る。

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そして帰り道、大学生協の書店で本をあさる。ビジネス系の書籍も充実していて、立ち読みに最適である。

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2017年3月23日 (木)

ICU 卒業式2017

今年も卒業の季節が巡ってきた。

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私もガウンに身を包んで、ゼミ生たちと記念撮影。

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優れた卒業論文に贈られる高山晟・経済学奨励賞を受賞したゼミ生の授賞式に同席し・・・、

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ゼミ生を自宅に招いてお祝いをする。

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帰国してからの半年間のゼミを過ごしたゼミ生たち。
卒業おめでとう。


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2017年2月10日 (金)

パスタの会(Winter2017)

卒論指導の修羅場を乗り越えて一段落。学期に一度の割合で企画しているオープンハウス、パスタの会を開催した。

授業を履修している学生を自宅に呼んで、パスタとワインを振る舞う。今回はマーケティングの授業を履修している学生たち。

サラダに生ハムにバケット、そしてパスタとワインを準備して学生を迎える。

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最近は、子供たちも参加を楽しみにするイベントになってきた。

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しんちゃんは、大きなお兄さんに抱きかかえられてびっくりしてぎゃん泣き(笑)。

子供たちがはしゃぎ回って、慌ただしいが、それでも普段あまり話ができない学生といろいろ話せる貴重な機会だ。


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2017年2月 2日 (木)

卒業研究発表会&打ち上げ2017

卒業論文の締め切りを迎え、卒業研究の発表会を行った。

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みんな一仕事終えたいい笑顔だ。

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そして打ち上げへ。今回の開場は井の頭公園の中のカフェ&バー。

新ゼミ生も参加して、賑やかに執り行われる。

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サバティカルのためゼミが本格化したのは9月からだったが、非常に密度の濃い半年間であった。

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