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2008年12月19日 (金)

金曜のランチはフィッシュ&チップス

ロンドン3日目。

所用を済ませて、クラブハウスでランチをとる。日替わりメニューは、フィッシュ&チップスだった。英国のパブやホテルなどでは、金曜日の日替わりメニューに名物フィッシュ&チップスを出すことが多い。そもそもはカトリックの習慣で、金曜日には魚を食べる習わしだったためだ(私がかつて所属していたカレッジも、金曜日のランチ・メニューといえばフィッシュ&チップスだった)。

じっくり揚げた鱈のフライに、やはり熱々のチップス(フライドポテト)とグリーンピースが添えられる。レモン汁やモルト・ビネガーをたっぷりとふりかけ、タルタルソースとガーキンのピクルスとともに。揚げたてのフライにふりかけたビネガーが湯気となって立ちのぼり、鼻腔を刺激する。口にすれば、さっくりとした衣と柔らかな魚の白身、そしてビネガーとタルタルソースの酸味・・・。懐かしくて早速、注文することにした。

O&Cのダイニングホールには、2人掛けや4人掛けの通常のテーブルのほかに、メンバー同士が食事をしながら会話を楽しむための「クラブテーブル」と呼ばれる大テーブルがある。一人で食事に訪れても、ここに座れば必ず話し相手がいて、手持ちぶさたになることもない(クラブテーブルでは会話を促すため、座るときは隣が誰であろうと必ず端から詰めて座るというルールになっている)。

一人なので、クラブテーブルに座ってみた。すでに先客が数名いる。自己紹介をして、会話に加わった。70代とおぼしき老夫婦、50代のバンカー二人組、クラブの理事といった面々だ。仕事を引退していまは北フランスに居を構え、月に一度ロンドンの娘夫婦の家に遊びに来ている老夫婦の悠々自適生活や、サブプライム後の金融街シティの様子が話題に上り、10年前に同じ経験をした日本人としてどう思うか、意見を聞かれたりした。

久しぶりのフィッシュ&チップスは、やはり懐かしい味だった。すごくうまいかと尋ねられれば、これより美味しいものは他にもあるだろう。しかし、イングリッシュ・ブレックファストやお茶の時間に供されるクロッテッド・クリームをたっぷり塗ったスコーンと並んで、しばらく食べていないと無性に食べてみたくなる、そんな素朴な英国料理である。

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