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2009年12月31日 (木)

800th Anniversary

今年(2009年)は、母校の一つケンブリッジ大学の創設800周年にあたる(設立が日本でいえば鎌倉時代初期というところに、まず驚かされる)。この一年間というもの、彼の地では大学をあげての祝賀が繰り広げられていた。

この大学との出会いは、私が英国ウェールズ政府奨学生としてカーディフ・ビジネススクールに留学していた1996年の春休み、語学試験の受験対策にケンブリッジの語学学校にやって来て、大学を案内されたことがきっかけだった。

フランシス・ベーコン、アイザック・ニュートン、ウィリアム・ハーヴェイ、アルフレッド・マーシャル、ジョン・メイナード・ケインズ、チャールズ・ダーウィン、J.J.トムソン、アラン・チューリング、バートランド・ラッセル、ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン・・・。少しあげてみただけでも、これだけの知の巨人たちが営々と活動してきた大学は、一大学院生だった当時の私からみれば畏怖すべき存在である。

しかし実際に目にしてみると、ここで研究ができたらどんなにすばらしいことだろう、と強く思うようになった。1年間のウェールズ留学が終わって帰国してからも、そのことは頭を離れず、結局新たに奨学金をとってこの大学の博士課程に入学するために再び英国に戻ったのは、その翌年のことである。

あこがれの地で大学院生そして研究者として過ごした6年間は、まさに夢のような日々だった。単に専門分野の研究というだけではない。「教育に研究(そしてそれらをひっくるめた知的営為)とはこういうものさ」、ということを教員や同僚たちの姿勢から、そして大学のもつ歴史と伝統と組織文化からたたき込まれた。それは何物にも代え難い貴重な体験となり、現在の私の血肉となっている・・・。

日本へ帰国後も学会発表や共同研究、プライベートな訪問などでほぼ毎年ケンブリッジを訪れていたこともあって、この記念の年に是非ケンブリッジを訪れてみたかったのだが、ICU移籍初年度の今年はあまりにも忙しく、英国出張などまったく不可能である。

年の暮れ、一卒業生として今後の母校の興隆を、極東から祈ることにした。

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