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2013年3月25日 (月)

最後まで粘った話二題

その1

海外留学を目指していたゼミ生からの知らせがあった。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science; LSE)修士課程入学のオファーが来たとのことだ。

恋人のいるロンドンに留学したいとのことで、相談を受けたのは昨年秋くらいだったろうか。学問をする理由としては少々不純だが(笑)、持続する意志は成果を出すための必要条件である。

アドバイスを引き受けた。奨学金と大学院出願のアプリケーションにコメントする。最初のうちは、だめ出しの嵐でまったく進まない。我慢強く書類を推敲し続けて3ヶ月、いくつめかの出願でついに奨学金のオファーを受けた。

大学院の方の出願書類はといえば、こちらもだめ出しの嵐で相当苦労していたが、ぎりぎりまで粘ってエッセイを磨き上げ、ロンドン近辺の大学に出願した。第一志望はLSE。そして待ちわびた吉報が届いたのだ。

アドバイザーとしても、連絡を受けてほっとした。正直なところLSEは無理だろうと思っていたのだが、よい意味で裏切られ、当人の一念には敬服した。

その2

別のゼミ生の卒業論文が、学内の優れた研究に贈られる「髙山晟・経済学奨励賞」を受賞した。ゼミ生としては2年ぶりだ。

今年のゼミ生の例に漏れず、この学生の研究もスローペースであったが、追い込み時期になってかなり良いものができてきた。

アドバイザーはこの時期、学生たちに論文の改善点を矢継ぎ早に示していく。学生は疲れてくるし、残り時間や文献、データの入手状況が気になって、最後のところでは論文を「まとめる」方向に向かいたがるものだ。しかしこの学生は、ぎりぎりまで「攻め」ていたように思える。

これが良かったのかもしれない。優秀論文として推薦したところ、受賞が決まった。

彼らは考え抜いた。そして締め切り直前まで努力した。たとえ結果がどうであっても、十分納得して受け入れられたのではなかろうか。

努力が常に成果につながるとは限らない。当然である。しかしやはり、彼らの努力が第三者に認められたことが、彼らにつきあってきた私にとっても大変嬉しいことだった。

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